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競売フォーラム/特集

       
 

立ち退き交渉ひとつとっても変わる、競売入札

株式会社レフォルマ 東谷  [2005.10.17]

最近、個人の方の入札が増えております。
また都市部において競売の落札価格の上昇が著しいことも事実です。

実際に落札するのは業者名が多かったとしても、その価格帯を押し上げているのは、間違いなく個人の参入が目覚ましく増えた故の結果であり、その勢いを業者が無視出来ないからこそ、落札価格も上がっていったという方程式がそこにはあります。
競売に参加しやすくなった土壌――競売という仕組み自体がもはや特殊な市場ではなく、一般に開かれたものだという認識が出来上がりつつあることもその理由の一端といえましょう。

ただし、参加しやすくなったといっても、競売はあくまでも競売であり、一般市場とは違うという点はきちんと分かった上で入札しなければ、思わぬ落とし穴に落ちてしまうこともあります。

例えば、競売におけるひとつの難関ともいえる立ち退き交渉について。いざ占有者の立ち退きを目指そうと、相手方と対面したとします。
だけれども、この手の交渉など無論したことなく、交渉に関わる法律やその仕組みについて知らない。一体全体どのような話を相手方に伝えればいいのか分からない。そのような状況のなかで、ただただ相手方の勢いに押され、自らの主張をすることなく、向こう側の言い分をすべて丸々飲まざるを得ないことになり――。
結局、それと同じような不動産を一般市場で買うよりも高くついてしまった……などというケースはざらにありえます。

同じ相手であったとしても、玄人が交渉をおこなえば、法の範囲内できっちりはめ込んだ交渉が出来、時間的にも金銭的にも有利な方向性で解決できる可能性が高いといえましょう。
また時間的な融通を利かせることができるかできないか、という部分の問題もあります。
占有者も自分のスケジュールで動いていますし、また買受人の側も当然、決まった予定というのがあるでしょう。特にサラリーマンや公務員、自営の方でも勤務している時間があって、でも、その時間帯のなかでしか、占有者は時間を割くことができないとしたら、お互いの時間調整が出来ず、話し合いのテーブルに着くことも出来ないかも知れません。

従いまして――。
自分の時間と経済的な効果も踏まえ、メリットがあるようであれば業者を利用するのも、ひとつの手であるといえます。少なくとも、三点セットの内容がいまいちよく分からない、といった方は、その道のプロに任せた方が安全です。

ですが、競売をサポートする業者とひとくちにいっても、不動産業者ですらない個人がやっていたり、不動産業者であったとしても、賃貸や売買仲介の片手間でやっているところや、とりあえず競売の手伝いをすることを営業品目にいれているところ、と様々です。

それでは、自分にあった業者をどうやってみつければいいのか――。なかなか難しいことでしょうが、そのひとつの目安として、ホームページが頻繁に更新されているか、いないかという点が挙げられます。
頻繁に更新されていれば、それだけその業務に熱意や力を入れていることに繋がっている可能性が高いでしょう。

またやはりこれも人間の行うことですから、メールや電話、場合によっては担当者に直接、会うことによって、自分とフィーリングが合致するかしないかを見定めることも重要です。

いずれにせよ、競売物件と競売をサポートする担当者をしっかり見極めて入札に参加して、よい結果を出してもらいたいと思います。

 
       
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